アーバニック30が愛する都市、そしてそこで出会った女性たち。
それぞれの都市が持つムードと活気に似た彼女たちは、どのようなスタイルでアーバニック30を着こなしているのでしょうか。
暮らす街、年齢、好みは異なりますが、自分らしくアーバニック30のスタイルを自由に楽しむ女性たちから、私たちは素敵なインスピレーションを得ることができます。
様々な都市の人々、そして多彩なセンスをアーバニック30を通してぜひご覧ください。
イ・ヒョナ、ソウル
敏感で鋭い視点を持ち、ライフスタイルやファッション全般において多様なビジュアル作業を手掛けているイ・ヒョナ。
彼女の好みが詰まったオフィスで、イ・ヒョナは落ち着いた色合いが美しいIlford Corduroy Jacketと女性らしい魅力を引き立てるSalon Velvet Dressを身にまとい、カメラの前に立ちました。
Urbanic(以下、U): 自己紹介をお願いします。
Hyeona(以下、H): イ・ヒョナ(@sophomore16)です。ビジュアルディレクター、スタイリスト、インテリアなど、美を追求するあらゆる仕事を手掛けています。
U: 自分のスタイルを2-3つの単語で表現するとすれば?
H: 「アメリカン」と「フレンチ」です。アメリカの実用性の高いワークウェアと、フランスの優雅で自由なスタイルを求めています。
U:‘私のクラシック‘と言える、好んで着ているファッションアイテムを教えてください。
H: ジュエリーとベルトですね。シンプルなアウトフィットに素材やカラーでバリエーションを加えることが好きです。服をどれだけ持っていても、結局はシンプルで着回しの効くアイテムに手が伸びてしまうんです。だから、シンプルなスタイルにジュエリーやベルトでアクセントを加えるようにしています。
U: 最近はどんなものに興味を持っていますでしょうか。
H: ジャン・デュナン(Jean Dunand)です。スイスとフランスで、アールデコ時代に活躍した画家であり、インテリアデザイナーです。彼の作品の中では特に漆塗りのパネルが有名なんですが、今までネットでしか見たことのなかった彼の作品を最近パリのギャラリーで実際に見ることができました。実物を前にした時、その精巧なディテールにとても驚かされました。そのおかげで、スクラップしておいた彼の作品を改めて見返しています。
U: 最近購入したアイテムは何ですか。
H: ハンニバルで出版されたヨーゼフ・ホフマン(Josef Hoffmann)のカタログです。建築家がデザインしたオブジェや家具が好きなので、カタログを見つけた時は、手に入れたくなります。
それから、1930年代の花瓶とDiorのルーペ文鎮も購入しました。ヴァンヴの蚤の市で素晴らしい販売者に出会い、ヘリテージのあるヴィンテージ小物を良い価格で手に入れることができました。各商品の制作者やバックグラウンドについて詳しく教えてくれたこともとても良い経験でした。その販売者はアメリカのデザイナー、マリアム・ナシール・ザデー(Maryam Nassir Zadeh)の友人で、あの日ヴァンヴの蚤の市に持ってきたもの以外にも素晴らしいアイテムをたくさん持っていました。それがわかってから、彼から購入したアイテムが一層魅力的に感じられました。彼のお店はパリからかなり離れた場所にあったので訪れることはできませんでしたが、またフランスに行くとなったら必ず訪れることを約束しました。
U: 好んで着用しているアクセサリーと言えば、何が思い浮かびますか?
H: 最近は、最後にスカーフを巻いています。秋冬にこんなにぴったりのアクセサリーは他にはないと思います。
U: よく足を運ぶ場所があれば紹介してください。
H: 旅行をするときには、各国の自然を必ず経験しようとしています。私は無類に街並みが好きなタイプですが、自然はいつも無限にインスピレーションをくれるんです。去年の夏にはスペインのマヨルカ島に行きましたが、山と海辺で乗馬をすることがとても非現実的だと感じました。2時間を超える長い時間、何の不安もなく静かに思いを巡らせることができ、とても貴重なひとときでした。
U: ファッションとスタイルにおいて、目を離せいほど印象的だった映画は何ですか?
H: トム・フォード監督の「シングル・マン」(A Single Man)です。60年代のロサンゼルスを背景にしたこの映画は、「すべての飾りを表現するには、楽で単純なものが先行すべきだ」という彼のファッション哲学が見事に表現されています。彼の考え方がファッションやインテリア、小物にまで反映されていて、その哲学が生み出したミジャンセンは非常に強く印象に残ります。コリン・ファース(Colin Firth)が演じるジョージの家としては、建築家のジョーン・ロートナー(John Lautner)がカリフォルニアのグレンデルに設計した「Schaffer Residence」が登場します。重厚感を出しながらも温かいインテリアが映画の展開ともぴったりでした。ガラス張りの家ながらも、ナチュラルなウッド素材をベースとしてオリーブグリーンを使ってポイントを加えて素敵に演出したと思います。この映画を初めて観たのは10年前ですが、今になってその価値をさらに感じ、美的なインスピレーションとなっています。
U: 最近注目しているブランドは?
H: Sera Studioというブランドの作業が非常にユニークで興味深いです。トルコから始まり、現在はパリを拠点として活動しているスタジオですが、自然から取った素材を使用し、職人の技法を活かしたウェルメイドな製品を紹介しています。速く人気を得てその後すぐに消えてしまうファッションブランドが多い中、サステナビリティを意識し、長持ちする衣類や小物を作っている点が特に魅力的です。また、地域に根ざした工芸を基にして製作された美しい生地がとても魅力的だと感じました。