URBANIC30(アーバニック30)が愛する都市、そしてそこで出会った女性たち。
各都市が持つムードと活気に似た彼女たちはどのようなスタイルでアーバニック30を着こなしているのでしょうか。
暮らす街、年齢、興味は異なりますが、自分たちのやり方でアーバニック30のスタイルを自由に楽しむ女性たちを見て我々は心地よいインスピレーションを得ています。
さまざまな都市の人々、そして多様な感覚をアーバニック30を通して感じてみてください。
Rosa Park, Los Angeles
@rosaliapark
『シリアル(CEREAL)』マガジンの共同創業者であり、フランシスギャラリー(Francis Gallery)の創立者兼ディレクターを務めるパク・ヒョンソン(Rosa Park)。ロサンゼルスにあるフランシスギャラリーと自宅で彼女に会いました。
L.A.とバース、各都市にオープンしたフランシスギャラリーを通して、作家の深い思索と審美眼が溶け込んだ作品たちが観客にとって理解しやすく、一層身近なものであってほしいというRosa Parkと交わした日常や趣味に関するお話。
写真で着用している濃紺のビアンコシャツ(Bianco Shirt)とリモージュ・サテンスカート(Limoges Satin Skirt)、チェスナットカラーのジジカーディガン(Gigi Cardigan)、セイボリー・ハーフパンツ(Savory Half Pants) はすべてアーバニック30の製品。
Urbanic30(以下 U):自己紹介を簡単にお願いします。
Rosa Park(以下 R):フランシスギャラリーの創立者でありディレクターとして活動しながら、パートナーのRichと息子のTurnerと共にアメリカのロサンゼルスとイギリスのバースを行き来しながら暮らしています。もうすぐ40歳になりますが、新たな年代への道が開かれとても楽しみです!毎年歳を重ねることで自分自身との関係が健康になっていくのを感じており、また歳を取ることで賢くなっていく点がとても魅力的ですね。
U:自分のスタイルを2、3つの単語で表すと?
R:心地よくて、シンプル
U:‘私のクラシック‘と言える、好んで着ているファッションアイテムを教えてください。
R:ボタンダウンシャツです。暖かい日にはオーバーサイズのリネンシャツを、肌寒い季節にはシルクか厚めのコットン素材のスリムシャツを好んで着ています。
U:最近買ったアイテムは何ですか。
R:ブラウン色のスウェードローファーです。秋に履きやすい日常的な靴を探していて、これだ!と思って買いました。新しい靴を馴染ませるのが得意ではありませんが、初めから足にピッタリとフィットしていました。これからL.A.とロンドン、ソウルに行く際に大活躍しそうです。
U:最近、最も興味を持っていることと言えば?
R:庭のお手入れです。まだ初心者で上手くはありませんが、上手になりたいです。 L.A.の家には中庭と小さな庭園があり、新しい植物を植えてはちゃんと育っているか毎朝見ています。
U:普段の生活の中で、大切にしている身近なものを3つ挙げるとしたら?
R:読書用のメガネです。読書は私の日常で最も大切な習慣です。
そして、ベッドの横に置いている煙水晶(Smoky quatrz crystal)は、私にとってお守りのような存在です。最後に水筒。最近、水分の摂取を気にかけています。
U:インスピレーションを得るため訪れる素敵な場所を教えてください。
R:L.A.を含むカリフォルニアでは、自然からたくさんのインスピレーションを受けています。Huntington Botanical Gardensによく行き、マリブに向かうPCH沿いをドライブしながら、見るからに気持ち良さそうな海ときれいな青空を楽しんでいます。イギリスで過ごす時は、歴史と建築物、特に私たちの拠点であるバースとサマセット地方から多くのインスピレーションを得ています。ロンドンでは、Sir john Soane Museum(古典的な彫刻品と絵画、珍しいオブジェ等が集められた面白い収集家の邸宅)とセント・ポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)が常に感動を与えてくれます。
U:好きなアメリカの美術館はどこですか?
R:アップステート・ニューヨークのディア・ビーコン(Dia Beacon)、シカゴ美術館(The Art institue of Chicago)、 ロサンゼルスのノートン・サイモンミュージアム(Norton Simon Museum)、ニューヨークのノイエギャラリー(Neue Galerie)が好きです。ベントンビルにあるクリスタルブリッジーズ美術館(Crystal Bridges Museum)とヒューストンにあるメニル・コレクション(The Menil Collection)には近々行ってみたいです。
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U:特に愛してる美術の 潮流や作家はいますか?
R:私の個人的な趣味は非常に多様です。自分自身と家を念頭に置いて作品を集めるときは、自分のライフサイクルがどの時期にあるか、どのような空間に置くか、その時々によって心を強く惹きつける作家が現れるかどうかで決まります。最近、持続的にインスピレーションを与えてくれる作家にはヒルマ・アフ・クリントン(Hilma Af Klint)、スーザン・フレコン(Suzan Frecon)、アリシア・クワデ(Alicja Kwade)がいます。韓国のアーティストでは、ソン・ヒョンスク、ユン・ヒョングン、ソ・ドホが好きです。
U:おすすめしたい本はありますか?
R:エドマンド・ドゥ・ヴァール(Edmund de Waal、陶芸家であり作家として有名なイギリスのアーティスト)の『琥珀の目の兎(The hare with Amber Eyes)』。私の人生の中で最も好きな本の一つです。
U:アーバニック30のお洋服を着て撮影をしましたが、そのお洋服に対する印象はいかがでしたか?
R:日常的に着るのに理想的な服でした!特にリモージュ・サテンスカートは、さまざまなスタイルとして着回しができて良かったです。ドレスアップにもカジュアルにも対応できました。
U:撮影が行われたギャラリーに置かれている作品たちについて紹介していただけますか?
R:L.A.を拠点に活動するアラム・サローヤン(Aram Saroyan)の作品です。彼は詩人であり小説家、劇作家でありながら、1960年代にミニマルな詩で知られるようになりました。 執筆活動と並行して10代から芸術活動を行い、今回の個展では砂岩のブロックに短い詩を刻んだ作品や色彩を使ったドローイングをフランシスギャラリーで紹介しています。この展示では同時期に制作された作品たちの回顧展です。彼は作品に題名を付ける代わりに、観客に解釈を委ね、それぞれが結論を出すことを望んでいます。
U:フランシスギャラリーから紹介されてる作品を見ると、明確なビジョンを持っているように見えます。ギャラリーを通してどのようなものを見せたいのでしょうか。
R:フランシスギャラリーの主な目標の一つは、作品と作家に対して直感的かつ感性的にアプローチできる環境を作ることです。私たちは観客が心地よく感じられる空間をデザインすることで、この目標を達成したと思っています。
ギャラリー中央の丸い壁は、開放的な長方形の空間に柔らかさと神秘感を与えるために構成した部分であり、訪問客が展示を自然に楽しめるよう誘導しながらも空間に親しみやすさを加えています。私自身もギャラリーの中で好きな空間です。
訪問客は家族や友人、ペットを連れてきてお茶を楽しみながら作品を鑑賞して好きなだけ滞在できます。どの展示やテーマを扱っていても、 ロサンゼルスとバースのフランシスギャラリーには、アーティストとプログラムを感性的に結びつける一貫した流れがあると感じています。