リスボンを拠点に活躍するフロリスト、Centa。その名は、フローラルデザイン、フードスタイリング、空間デザインの境界を超えた実験性を象徴しています。昼は花々と向き合うフラワースタジオが、夜にはカクテルバーへと姿を変えることもあり、年末にはシルバーフリンジを巧みに取り入れたクリスマスアレンジメントを手掛け、ユーモア溢れるパーティーを演出することも。
今回、Centaがアーバニック30の2022ウィンターコレクションにインスパイアされて生み出したのは、3つの美しいフラワーアレンジメント。温かみのあるブラウントーンの菊とバラを組み合わせた作品、穏やかなツートンカラーの菊を主役としたアレンジメント、そしてワックス加工で輝きを放つ黄金のバラ。ぜひ、この特別なアレンジメントをご堪能ください。
Urbanic(以下、U): 作業をされる際に、最も大切にしていることは何ですか?
Centa(以下、C): 自分の中にある感情や、その時々の季節感、そして内なるセンスに最大限集中するよう心掛けています。
U: 今回の作業で選ばれたお花は何でしょうか?また、そのお花を選んだ理由を教えてください。
C: 主に使用したのは、温かみのあるブラウンカラーのお花たちです。そこに、特別な技術でワックス加工を施した黄金のバラと黒いバラを加えました。アーバニック30のコレクションを見たとき、それがもしお花だったらどんな姿をしているだろうかを想像した結果です。